1952-05-19 第13回国会 衆議院 大蔵委員会 第70号
○池田国務大臣 そう抜本的な注射藥があるわけではありません。今までの政策を地道に、できるだけ急速度に進めて行こう、これだけであります。
○池田国務大臣 そう抜本的な注射藥があるわけではありません。今までの政策を地道に、できるだけ急速度に進めて行こう、これだけであります。
私も実際ここに注射藥を持つておりますが、見てもらうとこれはいかぬ、注射してはならぬということで注射いたしませんが、現在お見せしてもいいような品がある。これは一体自由でなく、統制する、そうして一部の人たちの了解によつて市場に現われるということになりますと、こうしたものはどうしたらよいのであるか。その点について御見解をひとつ聞かしていただきたいと思います。
國会におきます医務室に相当量の注射藥がございまして、その中にまた相当量の混濁と申しますか、アンプルの中にごみが入つているものがございますので、それにつきましては私も見ましたし、また係の者をしてそういうものを全部收去させました。数量にいたしますと、少くとも三百本以上くらいあつた中に、約四十七本の不良品がございました。
○榊原(亨)委員 先ほど政府委員の方にお尋ねいたしたのでございますが、予防接種法につきまして新聞紙上に出ておりますところによりますと、予防注射液の不良品を調べるために、一應全部の予防注射藥を回收してその品質を調べる。來年の三月までは一應予防接種は中止するということが各新聞に現われておるのであります。
もう一つは三月までという問題がありましたが、現在の注射藥を抜き取りで御檢査なさるということはこれは危險千万であると思う。
注射藥につきましては、未だこれの國家檢定までに至つてないものがございますが、漸次範囲を及ぼしまして、檢定品目を殖やして参りたい。それには衞生試驗所、或いは予防衞生研究所等の檢定施設を整備しなければいけないのでありまして、一概には参らないかも知れませんが、漸次必要な物から殖やして参りたいという方針を採つております。
○中平常太郎君 今のお話ですが、それはその注射藥を一遍移してしまつて、全部割つて一器に移してしまつて、それから一遍精密檢査をしたりしてつめかえたらよい。全部一緒にして、それなら間違ないと思う。どうも抜取りはいかん。抜取りで皆失敗しておるんだから……
人間の生命を左右する注射藥を、かかる貧弱な所で製造している状態に、私は驚いた次第であります。 そこでお伺いしたいのは、かかる不良メーカーに何ゆえワクチンの製造を許可したかということでございます。彼らは、細菌と取組む崇高なる科学者として当然行うべきワクチンの自家檢定も、四個のびんのうち一個のみ行い、他はこれを省略いたしているのであります。
○榊原(亨)委員 この前の委員会におきまして私どもの考えを十分申し述べた次第でございますが、当面の問題でございます被害者の処置、取扱いにつきましてはまた別でございますが、今一般世上に流れております注射藥その他の藥に非常な不良品が多数出ているということは、私どもが何と好意的に見ましても、これはいなむことができない事実であると存ずるのであります。
また予防注射藥、血清類の工場の監査は、いろいろ厚生省において嚴重に取締つておられるはずであります。またそういう御言明を得ておりますけれども、先ほど山崎委員が実物をもつてお示しになりましたが、私ども医業に携わつている者の実際上の経驗から申しましても、これらは安心して厚生省の監査だけにまかしておくことはできないと信じておるのであります。
これはその当時十分であると認められたというならば、それだけのことになりますけれども、それにしましても、関係者の科学的良心を疑わざるを得ないのでありますが、よその製藥する場所もまたあの種の程度のものであるということになりますと、單にジフテリアの注射藥をつくることだけでなしに、その他の製藥におきましても、寒心にたえないものがあるように思うのですが、厚生省の方としましては、細菌製藥の現状を見られたと思うのでありますが
第四番目は、一般の藥品、ことに注射藥の副作用は非常にたくさんあるのでございまして、ただ今度はこれが予防注射液でございましたために、その被害がはつきり現われたのでございます。一般の注射藥の不良品の多いことは実に寒心にたえない。その副作用も非常にたくさんあるということは、当局もお認めのところと思うのでありますが、この藥品の檢定を今具体的にどんなふうにしておいでになりますか。
なお注射藥の不良品の取締り方法の点については、私も機会あるごとにこの委員会等でもお話申し上げております通り、その点についてはできるだけのことをやるべく覚悟いたしております。また私の配下並びに各府縣の関係官等にも申しておる次第でございます。先ごろ御審議いたしました藥事法に基きまして、藥事監視員なる制度が確立いたしました。
いやしくも法律によつて人権を侵してまでやる、新憲法の精神を侵してまでやるという以上は、相当確信のある注射にしていただきたいのであつて、まだはつきり確信がもてないというようなものについては御遠慮願いたい、かように思うのでありますが、少くともここに出ておる注射藥については、今、百日せきについてはまだ十分確信がないようなお話でありますが、もしも御確信がないようなら、第十三條は抹殺して、確信ができた來年度において
先般讀賣新聞に——今月の二日でありますか、取扱われておるのを見ましても、厚生省で試みにヴイタミンB劑、注射藥を數十種集めまして衞生試驗所で檢査をしてみますと、その含有量は表記されておるものが全然はいつてないものがある。そして一番多いものであつて、三共であるとか何とかの日本の一流の有名な會社でありましても、三六%しかはいつてないというような實情であるそうであります。
特に現在最も不足いたしておりまする醫藥品の一つである驅蟲劑あるしはまた需要の多いスルフアミン劑その他甘味劑あるいは注射藥等には、不良品と目されるもの竝びに偽造品が事實存在いたしております。
一つの注射藥が新しくできまして非常に綿密に試驗しておられます。アメリカから持つてこられた注射藥の成否を今年度においてはつきりときめたいということで、極力林先生にお願いして今共同でやつておりますから、さよう御了承願います。
委員長(塚本重藏君) ちよつと食費のお答を願いますに合せて、無料と言つている中には入院料、治療費、それから食費、手術、注射、藥價等のもののうち、どれ程のものが有料の中に入りどれどれのものは入院者の個人負担になつておるかということも合せてお答え願いたい。